2014年初頭にあたって1
皆さんこんばんは。
Mr.Kです。
ブログを始めるにあたり「2014年初頭にあたってと」いうテーマでお話します。
このお話は木坂健宣さんという私がネット企業家というカテゴリーに属する人の中で殆ど唯一リスペクトしている方とみんてぃあ(新田裕士)さんという方の対談音声を自分なりに咀嚼して、皆さんにお届けするものです。
読みすすめる前に、この音声を聞いていただいたほうが理解が早いと思います。
「変態シリーズ」という名前はふざけていますが、非常にためになる内容ですので、時間があるときにでも一回は聞いて見ることを強くお勧めします。
これから書くことは私なりの解釈ですが、人によっては解釈が違う部分もあるかもしれません。
自分なりの世界を既に持っていらっしゃる方は、「このような解釈の仕方もあるのか」という参考として見てください。
これから起きること。
いきなり話が大きくなりますが、これから日本という国がどんな風になっていってしまうのかというところから話を進めたいと思います。
これは全員に関係のあることですので、是非真剣に考えて見てください。
アベノミクスで世間はわいていますが、皆さんはこれから景気がどんどん回復していくと思いますか?
データ的に見ると残念ながら厳しいと言わざるを得ません。
そのデータの一部を紹介すると、2010年の日本の人口は1億2785万人ですが、2100年に8447万人になるということです。
これは私が勝手に言っているのではなく、国連の予測によるものです。
ソース
World Population Prospects, the 2012 Revision
まとめたもの
Garbege NEWS.com 様
90年間で約4338万人が減るということですから一年にならすと48.2万人が減っていくことになります。
判りやすく言うと2010年の東京都町田市の人口が42.8万人なので、一年につき町田市の人口よりも若干多い人間がまるっと日本から消えていくということになります。
実感がわきましたか?
その状況でわれわれの生活がどのように変化していくか想像できますか?
未来のことですのでどうなるかというのは断言は出来ませんが、人口政策と経済政策をよほどしっかり打っていかないと改善は厳しいのではないかと思います。
残念ながら今の日本はこの分野の政策は無策に近いです。
また、あまり消費を行わない65歳以上の割合もどんどん増えていますので、それを考え合わせると、年々厳しくなっていくのは想像がつくのではないでしょうか?
今は日本の優秀な商社が食料や燃料・原材料を買い付けて安い値段で食べ物やさまざまな製品・サービスが手に入りますが、これが人口が減り、老人層の割合が増え、消費が一定の閾値まで下がってしまうと、今度は物の値段が急に上がる、そもそも手に入らなくなっていくという状況も考えられると思います。
(※スケールメリットがなくなるため。)
ここ数年のうちに起きるとは考えにくい状況ですが、何れこのようなこともおきてくると思います。
身近な例で考えると、カーディーラーの系列が整理されたり、ガソリンスタンドのブランドの統廃合が進んでいます。
このように複数の業界でどんどん人口縮小と少子高齢化による影響が進んでいくと思います。
ここまでが人口の減少と老人層の増加による非生産人口が増えることによって考えられる弊害です。
雇用の問題
二番目は雇用に関することです。日本は終身雇用制を取っていますが(今現在、それが完全に維持されているとは言いがたい状況ですが・・・。)、正社員の雇用も人口の減少に伴う経済全体の縮小によって悪化してくると思います。
厚生労働省HP「非正規雇用の現状はどうなっているの?」より。
1985年には16%台だった非正規雇用の割合は2012年には35%台にまで上がっています。
これから何がわかるか?「誰でも出来る仕事」は人件費の安い途上国に流れてしまっており、国内でどうしてもやらなくてはならない仕事でも、企業の側に既に正社員を使っている余裕はないということです。
いずれは、日本に残るのは最低限の本社の機能だけで、高度な判断や専門技術が必要の無い仕事はパート・アルバイトに任せることになるでしょう。
それがあらゆる分野において徐々に増えていっているということです。
今までバイクに乗れなかった途上国の庶民がバイクに乗れるようになりましたが、逆に、日本では若者が車を持ちたがらなくなりました(持てなくなった)。
途上国の庶民の生活レベルは上がっているが、先進国の庶民の生活レベルが下がっているということです。
最終的には同じレベルになっていくのでしょう。
もう何年も前からですが、EUの若者は仕事が無いので途上国に出稼ぎにいっています。
※ 参考 誰でも出来る仕事が無くなっていく例:amazonの倉庫で使われ始めているロボット
先進国の電気・ガス・水道・整備された道路・公園など、さまざまな公共サービスを受けるには一定レベルの収入が必須であり、それが払えなければ、途上国に生活のレベルを落とさざるを得ないということです。
今までは国という壁が貧富の差を分けていましたが、今後は一つの国の中で富裕層とそうでない大多数の人々という壁が出来てくるということです。
なーんだ、じゃあ、高度な判断や専門技術が必要な仕事に就けばいいじゃないと思う方も居ると思いますが、その世界に行くのは簡単ではありません。
かつ、日本の大企業が正社員の数を減らしていることからもわかるとおり、豊かな生活をおくれる席は非常に少ないのです。
2012年末に安倍総理になってからアベノミクスで景気が回復していますが、この大きな流れを押しとどめることは難しいと思います。
ここまでが雇用に関するお話です。
長くなりすぎましたので、ここで一旦終わって次回に続きます。
PS 日本の人口予測は国土交通省の出しているものは2100年で4000万人台となっています。
8500万人弱の未来とと4000万人台の世界では進む未来が違うと思います。
未来のことですので私にも断言できる答えはありませんが、とりあえず「日本 2100年 人口」で検索してみてください。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。


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