スイングEAの性質について
皆さんこんばんは。Mr.Kです。
今日はBand Cross3やIntelligent Multi TraderのLogic3のようなスイングよりのEAの性質についてお話します。
私はEAはWhite Bear V3から入りましたので、スイングよりのEAには慣れていませんでした。
Band Cross3
Intelligent Multi TraderのLogic3
Band Cross 3やIntelligent Multi TraderのLogic3を今まで運用して見て気がついた点を挙げて行きたいと思います。
まずBand Cross3とIntelligent Multi TraderのLogic3のバックテスト結果を並べてみましょう
IMT Logic3 | Band Cross 3 | |
---|---|---|
TP | ~220まで可変 | ~180まで可変 |
StopLoss | 60 | 220 |
PF | 1.37 | 1.9 |
総損益 | 3305.02 | 12088.06 |
MaxDD | 800.01 | 1804.83 |
取引数 | 378 | 997 |
スイングEAとScalを比べると何が違うか?
想定されるポジションの平均保有期間が違います。
想定されるポジションの平均保有期間が違うということは、相場から受けるボラティリティ(変動幅)が違うということです。
※ 一般に長期のタイムフレームのほうが、変動幅が大きいというのは概ねほとんどの通貨ペアで当てはまる法則だと思います。
これが何を意味しているかと言うと「指標で変動する変化込みになっている」ということです。
詳しく説明すると特典の内容にも触れてしまいますので、答えそのものズバリは書きませんが、指標の前後で止めるかどうかは良く考えたほうが良いポジション取りになっているということです。
※ これは少なくとも作者さんが行う調整の段階からそのようになっているんだろうと思います。
もっともそれを意識している作者さんがどのくらいいるのか分かりませんが・・・・
そのため、スイングよりのEAを普通の逆張りScalと同じように考えると、かえって成績が悪化します。
但し指標でも30分で300pips以上動くことがありますので、そういうときは止めたほうが無難です。
雇用統計やFOMCの政策金利発表でもそれほど動くことは少ないのが、悩ましいところです。
長期的な観測が出来る方は、あらかじめ専門家の意見を参考にどっちの方向に行くか予想して、指標前に長期観測と反対方向にポジションを持っていたら、ポジションを決済したほうが良いかもしれませんね。
スイングよりのEAの運用にはこういう微妙な判断が付きまといますので、ポジションの平均保有期間が短い逆張りのScal EAより圧倒的に難しくなります。
同じ理屈で考えないようにしてください。
この理屈が分からない人は、Band Cross3の価値が分からない人でしょう。
スイングEAでPF2.0を越えるEAが全く無いのを見れば分かるとおり、長時間足のタイムフレームはそのときの相場の変化の影響をモロに受けるので、勝率を上げるのが非常に難しい取引手法だといえるかもしれません。
これは0.1ロットで10pips抜くのと、0.05ロットで20pips抜くのでは利益は同じでも後者のほうが圧倒的に難易度が高いということと正の相関関係にあります(というか本質が同じです)
Scal EAを使っている人でBand Cross3を使っている方は、「あれっ」と思ったら上のようなことを考えてみてください。
私は指標というのは相場のノイズであり、EAを運用するに当たっては取り除いたほうがよいと考えている派ですが、スイングEAはここに真っ向からノーを突きつけるロジックといえるかも知れません。
よって同じレベルで考えて運用するとうまくいきません。
ちなみにこれは、ブレイクアウト型EAも似たようなところがあります。
大まかに言えば、逆張りScalはレンジ相場を前提としていること、対して、ブレイクアウトや順張りのEAはトレンド相場を想定していることから生まれる違いです。
ファンダメンタル派、テクニカル派、いろいろな考え方があると思いますが、私の現在の相場観(?)みたいなものはいずれ書いてみたいと思います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。


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