Build600の作法
みなさんこんばんは。Mr.Kです。
今日はBuild600の動作で変わった点をお話します。
このサイトは自動売買のサイトですので、自動売買を使う上での変更点を中心にお話します。
既に散々語りつくされていることですが、一番の変更点はフォルダの位置や構造が変更になりました。
どのように変わったかですが、下の表で説明していきます。
まず、前提となる設定です。
OS Wuindows7 64bit
インストール先フォルダ C:\Program Files(x86)\mt4
ログオンしているユーザー名:keroyon
※(32文字の英数)はインストール時にMT4が勝手に作るフォルダです。
keroyonというユーザーがインストーラーを使ってMT4をインストールする際にC:\Program Files(x86)の中にmt4というフォルダを作ってそこにインストールしたという前提でお話を進めます。
Build509以前 | Build600以降 | |
---|---|---|
本体 フォルダ | c:\Program Files(x86)\mt4 | c:\Program Files(x86)\mt4 |
EAなどを コピーする フォルダ | c:\Program Files(x86)\mt4 | c:\USERS\keroyon\Appdata\Roaming\MetaQuotes\Terminal\(32文字の英数)\MQL4 |
Experts フォルダ | c:\Program Files(x86)\mt4\experts | c:\USERS\keroyon\Appdata\Roaming\MetaQuotes\Terminal\(32文字の英数)\MQL4\experts |
Libraries フォルダ | c:\Program Files(x86)\mt4\experts\Libralies | c:\USERS\keroyon\Appdata\Roaming\MetaQuotes\Terminal\(32文字の英数)\MQL4\Libralies |
indicators フォルダ | c:\Program Files(x86)\mt4\experts\indicators | c:\USERS\keroyon\Appdata\Roaming\MetaQuotes\Terminal\(32文字の英数)\MQL4\indicators |
Scrips フォルダ | c:\Program Files(x86)\mt4\experts\scripts | c:\USERS\keroyon\Appdata\Roaming\MetaQuotes\Terminal\(32文字の英数)\MQL4\scripts |
※ 上のようになります。
一応、EAをインストールするときに使うことが多いLibrariesのほかIndicatorやScriptsも含めておきます。
結論から言うと、C:\USERS\(ユーザー名)\Appdata\Roaming\MetaQuotes\Terminal\(32文字の英数)\MQL4というフォルダに移動になったということです。
個別に違う部分としては(ユーザー名)は貴方が使っているユーザー名で、(32文字の英数)はMT4が初回起動するときに他のMT4とダブらないようにして自動的に作るフォルダです。
わかりずらくなった点としては、複数のMT4をインストールしている場合、初回起動するときに作る(32文字の英数)を見ただけではどのMT4がどのフォルダに対応しているのか分からないところでしょう。
これを嫌っている人も居るようですね。
なれるまで大変かも知れません。
一応C:\USERS\(ユーザー名)\Appdata\Roaming\MetaQuotes\Terminal\(32文字の英数)の中にorigin.txtというファイルがあり、そのファイルをメモ帳などで開くと、どのMT4のフォルダなのか確認することが出来ます。
なぜこのような仕組みにしているのか説明します。
WindowsXPのサポートが終って、Vistaや7から変わったこととして、通常使うユーザーと管理者ユーザーを分けるというものがあります。
そして自分が使っているユーザーのデータは全てC:\USERS\(ユーザー名)の中に入れるというものがあります。
互換性の問題で従来どおりProgram Filesにデータを保存するお行儀の悪いプログラムがありますが、それはいけませんよということです。
何が変わるか?ですが、「ログオンしているユーザー」によってMT4を起動しても設定が変わるということです。
意味が分かりますか?
c:\USERS\(ユーザー名)\Appdata\Roaming\MetaQuotes\Terminal\(32文字の英数)\MQL4のフォルダを使うわけですから、ログオンしているユーザーが変わると当然、フォルダが変わります。
別のユーザーで間違ってMT4を起動しても同じ設定で二重起動はされません。
ほとんどの人はユーザーを一つしか使っていないので面倒に感じるかも知れません。
よって恩恵を感じる人はほとんど居ないと思いますが、マルチユーザー型のOSの動作としてはこれは極めて正しい作法です。
なれるまでは大変かも知れませんが、単に丸暗記するだけではなく、管理する方法がユーザー単位に変更になったと覚えておけば分かりやすいと思います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。


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