続:Build600の作法 ~実験編~
皆さんこんばんは。Mr.Kです。
今日は前回の続きです。
前回はBuild600で大きく変わったデータフォルダの位置とその理由を説明しました。
今日は、データフォルダを作るときの振る舞いについて、少し実験してみたいと思います。
まず既にインストールしてあるMT4のフォルダをコピーして検証用のフォルダをD:\USR\MT4\KNSを作ります。
ブローカーはどこでも良いです。
ここでは、皆さんおなじみ私のフォワードに使っているThink Forexのデモ口座を使います。
こんな感じですね。
それでは初回起動してみます。
前回説明したので分かっていると思いますが、c:\USERS\(ユーザー名)\Appdata\Roaming\MetaQuotes\Terminal以下に(32文字の英数)で新しいフォルダが作られます。
ログイン情報を入力しておき、区別がつけられるようにしておきます。
それではここで、データフォルダを確認してみましょう
それではこのデータフォルダをデスクトップにフォルダを作ってその中にコピーします。
c:\USERS\(ユーザー名)\Appdata\Roaming\MetaQuotes\Terminal以下にデータフォルダが無くなった状態でもう一度起動します。
当然新しいデータフォルダが作られます。
名前を確認してみましょう。
デスクトップにコピーしたフォルダ名:0C8AA4F7578393B75F1BEC8941076BBF
新しく作られたフォルダ名 :0C8AA4F7578393B75F1BEC8941076BBF
まったく同じです。
よって仮説「インストールされている位置によってMT4のデータフォルダの名前は決められる」が成立します。
念のためにもう一度繰り返してみましたが、同じでしたのでほぼ間違いないでしょう。
では途中でMT4のフォルダ名を変えてしまった場合はどうなるのか?です。
D:\USR\MT4\KNSをD:\USR\MT4\KNSdとしてみました。
すると新しいフォルダ「2ADB097B03B6F2E4F077A06B629CA54F」がTerminal以下に作られていました。
よって、MT4の(32文字の英数)フォルダ名はMT4のインストールされている位置によって名称が変わっており、1対1で対応している、という仮説が正しいことが証明できます。
ユーザーを変更して試してみましたが、作られるファイルは同名でした。
つまり、MT4のデータをバックアップしてリストアするときは、インストールする位置を変えなければ、たとえユーザーを変更してもそのまま同じフォルダ名が使えるということです。
どうでしたか?一見無意味な考察に見えてもプログラムの挙動を確認してみると、思わぬところで役に立つことがあります。
皆さんも是非自分の目で確認してみてください。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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