EAの回転力 | FX自動売買最強投資術

EAの回転力

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みなさん、こんばんは。Mr.Kです。

今日はPFとEAの回転力についてお話します。

前回から引き続き、バックテスト分析のまとめです。

PFで測れないEAの能力として、EAの回転力というものがあります。

これも私が勝手に表現しているわけですが、例を挙げます。

使う指標はまたしてもT/Dです。

同じ資金量で10年間のバックテストした結果からMaximalDDが全資金量の10%になるドローダウンマージン設定のロット数でEA甲とEA乙を比べるとします

EA甲
PF1.2
1トレードあたりの利益3ドル
3T/D

EA乙
PF4.5
1トレードあたりの利益5ドル
0.5T/D

これ、実はEA甲のほうが利益が上です。

トータルの損失の金額が大きいとPFが低くなるのですが、あまりにも取引数が多いEAの場合、このようなケースも考えられるということです。

損失額が大きくなるとMaximalDDも大きくなる傾向が非常に強く、同資金量でのロット設定は結局下がってしまうことになるので、なかなか無いケースだとは思います。

PFが大きくても必ずしも利益が高くなるとは限らないということです。

ではPFとは何かというと、利益と損失の割合なので、ドローダウンマージンをどのくらい取るか?という目安と考えておけばよいと思います。

たとえばPF1.5未満の場合はMaximalDrawdownが5%になるロット数、PF1.5以上の場合はMaximalDrawdownが10%なるロット数などですね。

PFが低いと総利益に対する総損失の割合が高いですので、成績が安定しません。

よって一時的にマイナスになったり、トータルではプラスでも月単位でマイナスになることも珍しくありません。

要するに利益や損失の振れ幅が大きくなるので、精神的な負荷が非常に高くなるということです。

例を挙げると あるPF1.2のEAの成績が1月は+100ドル 2月は-83.33ドルだったとします。

1月と2月のトータルのPFは約1.2です。

1月から稼動させた人は良いですが、2月から稼動させた人が次の月もこのEAを同じ設定、同じロットで動かすにはかなりの精神力が必要でしょう。

長く動かせば、バックテストの結果どおりの値(損益バランス)に収束していく可能性が非常に高いとは言え、保証されているわけではありませんので、状況によっては次の月もマイナスになるかもしれません。

よって、一取引あたりの損失の絶対的な金額を下げるために、立てるロット数も下げざるを得ない要因の一つになるということですね。

※ 上げても精神的に「耐えられるなら」上げても良いです。が、私の経験上、かなり難しいです。

要因の一つといったのは、ロット数を計算する絶対的な要素はドローダウンだからです。

実は、今回意図的に説明をはずしている要素があります。

次回は実際にFX-ONで売られているEAを例に、この回転力というものを今回意図的にはずしたことも含めて、説明していきたいと思います。



今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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