12/12のWhite Bear V3の負けトレードについて
みなさんこんばんは。Mr.Kです。
今日は金曜日に手痛くやられたWhite Bear V3の負けトレードに関してです。
今日するお話に関しては、公式コミュニティでもかなり以前に話が出ていますし、そろそろ当ブログでも書いてよかろうと思いますので、お話します。
White Bear V3には二つのリスク回避機能が搭載されています。
1.90分建値決済機能
2.GOMAクローズ
90分建値決済機能はエントリーしてから90分経つと建値近くで成行決済しようとする機能です。
GOMAクローズはTPに達していなくても状況によって成行決済する機能です。
どちらもWhite Bear V3の高度なリスク回避機能です。
ただしこの機能には結構問題があって、この機能ばかり使って決済すると利益が激減します。
よって利益を確保するために特定の状況でこれらのリスク回避機能を全部オフにしてTPに達するまで決済しないモードが働きます。
これは「White Bear Mode、Brown Bear Modeの各モードでフルポジションになったとき」です
標準だとWhite Bear Modeが5、Brown Bear Modeが4ですので、どちらかのモードのポジション数がこの数に達すると建値決済もGomaクローズも働きません。
フルポジションを持ったときどのような動作になるかというと
例1 Brown Bear Modeが4持っていたとすると
「ポジションが一つ決済されると残りの三つのポジションも即全決済されます」
例2 Brown Bear Modeが4、WhiteBear Modeが4持っていたとします。(金曜日のパターン)
先に2つ決済されているのはいずれもWhite Bear Modeのポジションです。
①先にWhite Bear Modeのポジションが一つ決済されています。このため、フルポジションになっていません。
現在値から一番近いポジションがWhiteBear Modeだったとすると、②White Bear Modeのポジションが二つがTPに達して決済されても他のポジションに影響しません。
あくまでも、③フルポジションに達したモードのポジションがTP/SLに達して決済された時点で他のポジションも全て決済されます。
※ 今回の場合はSLに達したため、White Bear Modeの残りのポジションも決済されます。
フルポジションに達したときの動作は基本的にこのようになります。
White Bear V3の動作イメージは、エントリーサインが出てからファーストポジションのエントリーをして、逆行するとさらにポジションを持ちます。
最大ポジション数に達する前に決済されてエントリーサインがそのまま出ていると、さらにエントリーします。
このように逆行幅が小さいときは何度もエントリーして細かく利益を抜こうとします。
逆行幅が大きく、フルポジションを持つと最後に持ったポジションが決済されるまでリスク回避機能が働かなくなり、利益を出来るだけ取ろうとします。
White Bear V3のポジションが多いのは、利益を取りに行く攻めとリスクを回避する防御のバランスがもっとも取れている数に調整されているということですね。
欠点は金曜日の負けエントリーのようにフルポジション持ったときにSLにかかると損失が大きくなってしまう点です。
裁量を入れたいときはどうするか?
裁量を入れたいときは、フルポジションを持ったモードのポジションをどれか一つでも裁量決済すると、その他の全部のポジションが決済されます。
TPを全体でプラスマイナス0になるように調節すると仮想的な建値決済になります。
ただし、作者さんは、このようなやり方をすると利益が取れなくなるので、あくまでも仕様どおりに動かすことを推奨しています。
White Bear V3の今後の展望
White Bear V3はかつては負けなしを誇っていた時期もある、FX-ONでも信じられないほど売れているEAです。
しかし、現状、基本ポートフォリオ中、最も高価であるにもかかわらず、もっとも損益が低いEAになってしまっています。
どんなEAでも調子の悪い時期はありますが、White Bear V3はここ一年間は利益が出ていないので、この傾向が続いていくのかどうかは注視していきたいと思います。
V4も完成はしているはずなので、バージョンアップなどがあるかどうかも含めて今後どのような経過を辿るか、要観察状態としたいと思います。
※ ドローダウンマージンを5-10%にしていない人は、こういう局面で難しい判断を迫られることになります。
※ どのような根拠で推奨ロットが決められているか、分かるのではないでしょうか。
※ 未来の相場はバックテストと違って誰にも分かりません。
※ 大ドローダウンを喫したEAをオーバーロットで使い続けるには強いメンタルが要求されるということです。
こうしたことに無頓着な方は是非、この機会にお手持ちの他のEAに関してもどのような動作をしているのか調べてみてください。
使うことと、使いこなすことは似て非なるものです。
負けたら、どうして負けたのか?なぜリスク回避機能が働かなかったのか?をきちんと納得がいくまで調べて、今後どうするかを自分の意思と判断で考えて決める。
それが本当に「自動売買を使う」ということだと思います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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