Forex Trend Profitレビュー
基本データ
価格:$97(Facebookでリンクをシェアすると$92)
ライセンスタイプ:1ユーザー且つ1マシンで1ライセンス
ロジックタイプ:スイングトレード
通貨ペア:EURUSD, GBPUSD, USDCAD, USDCHF, USDJPY, EURJPY
使用時間足:1時間足
稼動時間:24時間
メーカー:Forex Trend Profit
特 徴
多通貨ペア対応型のスイングトレードです。
少し前までEasy Walker FXなどの1分足のスキャルピングが流行っていましたが、こういうスイングトレードタイプのほうが私は好きです。
スイングトレードは成績があまりあがらない(PF1.5もあればかなり頑張っているほうだといえます。)ですが、リミットが比較的大きく、ポジションの保有期間が長いので、ブローカーによる差をあまり受けない傾向にあります。
※ 傾向があるだけで、全く受けないわけではありません。
また今まで何度も言っていますが、取引数が少なくなること、長期の成績を維持するのが難しいことなどが特徴として挙げられます。
多通貨ペア型にすれば取引数はカバーできますが、今度は労力がかかるということになります。
こうした特長からとても売りにくいタイプのEAなので特に海外では、あまり一般的ではありません。
レバレッジの高い海外FXでは、いわゆるスキャルピング・デイトレのほうが少ない労力で成績を良く見せることが出来るからです。
そしてそのほうが売るのが簡単だからです。
これはユーザーさんも我々レビュワーも結局は目先の結果に左右されるという端的な事実を証明しているものといえます。
少し反省が必要ですね。
スイングトレードタイプのEAは埋もれる傾向が強いので、これはと思うものは意識的に取り上げるようにしています。
レビューするかどうか迷ったのですが、読者の方からの要望があり、私が比較的な好きなスイングタイプということもあり、急遽レビューすることにしました。
公式のバックテスト結果を見ると、合計のPFが1.95とあり得ないほど良い数字です。
但し、無料で手に入るバックテストのデータが日本ではFXDDとDukascopyがメジャーですが、海外ではどうもそうではないようです。
モデリングクオリティ99%のバックテストデータを出してきています。
どこかのブローカーの一分足以下のティックデータを取得して加工しなければ出せない結果です。
少なくともTickStoryLiteを使ったものでは無いようです。
※ MFM4のバックテストもFXCMのデータを使っているようでした。
バックテストに使用するデータが違うと、最適化されていない環境で使うとどうなるのかが分かると思うので、参考にはなると思います。
※ もっとも海外の作者さんにレビューを見せると「君の使っているデータはおかしいよ」と言われます(笑
この辺はやはり海外と日本での出回っている情報の差なのかも知れません。
FXDD社のデータでテストするとどうなるのか気になるところです。
読者さんからはPA-Tradeの代わりになるかどうか気になっているようでしたので、違いを書いておきます。
ロジックが違う:スイングトレードとプライスアクション
設計思想が違う:Forex Trend Profitはスイングトレードです。相場の荒れに強いのはPA-Tradeのほうです。
※ 取引数:PA-Trade>Forex Trend Profit、一度に動かすロット数、PA-Trade<Forex Trend Profitですので、1取引あたりのリスクはPA-Tradeのほうが断然小さいということになります。
PA-Tradeは1取引あたりのリスクを出来るだけ小さくしようという考え方でリスクを回避しています。
但し、Forex Trend Profitのほうも、スイスフラン危機の影響は受けていませんでした。
全体的なリスク回避力と長期安定性・収益性ではPA-Tradeが、価格と取り回し(いつでも停止できるなどの扱いやすさ)ではForex Trend Profitが優れていると思います。
代わりになるようなものではありませんが、ロジックが全く違うので同時に使うのもありだと思いますし、MFM4と組み合わせて安々コンビを組むのも良いと思います。
多通貨ペア型のEAはVPSのリソースを消費します。
VPSをお使いの方は月額がずっとかかり続けるものですので、慎重に選択してください。
バックテストの結果を見れば分かりますが、長期のテスト結果は安定しません。
エントリーをかける相場のエッジには期間に偏りがあるということです。
成績が悪化してきたとき、何時見切りをつけるかが使う上でのポイントになるんじゃないでしょうか。
値段も安いですし、言葉は悪いですが、ある程度使ったら使い捨てにしていくタイプのEAだと思います。
評価はBになります。
サポートに関して
サポートは一部の熱心な海外の販売者に見られるような24時間何時メールを送っても返事が返ってくるというような対応ではないです。
フォワードテスト
元々興味が持てるかどうかギリギリのラインのEAですので、こちらでのフォワードはやりません。
いつもどおり、公式フォワードテストの結果を貼っておきます。
公式フォワードテスト
デモ口座であること、「取引権限は検証されません。」のままであることなど、少し投げやりな感じが見受けられますが、価格が$97であることを考えると頑張っているほうでしょう。
バックテスト
バックテストレギュレーション
ヒストリカルデータ:FXDD社の一分足より生成
ブローカー:Myfxmarkets デモ口座
ロット:0.1lot固定
期間:2005.01.12-2015.01.31
スプレッド:EURUSD、GBPUSDUSDJPY10ポイント(1.0pips)
EURJPY、USDCAD、USDCHF20ポイント(2.0pips)
予想通り、最適化期間外では全く振るわない成績になりました。
これが価格なりの性能というヤツですね。
多通貨ペア型のEAは調整に手間がかかりますので、あまり安価なものはお勧めしません。
オプション
オプションは全パラメーターをそのまま晒している感じですね。
これを中に入っているロジックを全く知らずに調整するのはかなり難しいと思います。
総 評
読者さんのリクエストでレビューしました。
34ヶ月という中途半端なバックテスト期間だったので最適化期間外はあまり振るわない成績だろうと予想していましたが、予想通りでした。
しかし、これでも価格なりの性能はあると私は思います。
フォワードとバックテストの結果を見て購入の判断してください。
長時間足でエントリーポイントを稼ぐのは並大抵のことではありません。
しかもそれが多通貨ペアに及んでいるということです。
スイングトレードを多通貨ペアで成績良くバランスさせるにはかなりの高度な調整力が必要になります。
基本的にあれもこれも全て完璧な宝の山のようなロジックはそうそうありません。
初々しくて機知に富んだ老人や、経験が豊富で頼もしい小学生というのは存在しないということです(笑
そう見えるのは演出ということですね。
シストレにおいて、一つのロジックが
リスクあたり、単位時間当たりに出せる収益というものには、限界があります。
直近の相場にあわせれば、それ以外の成績が落ちますし、全体でバランスを取れば直近の成績が落ちていきます。
我々は、
バックテストという実態の無い、仮想のテストでの全期間の成績に拘るあまり、失っているものがある
ということは胸に刻みつけておいてください。
最近の一部の海外の販売者がバックテストの結果を貼りたがらないのは恐らくそのためでしょう。
「我々はプロフェッショナルであり、素人がギャップだらけのバックテストデータで少しテストしただけで我々のEAの実力を測るな」
というメッセージとも取れますね。
販売者のこのメッセージはある程度的を射たものだと思います。
海外ではEAの調整が新たな段階に入っているといっても良いでしょう。
開発チームの名誉のためにもう一度お断りしておきますが、「価格なりの性能はある」と思います。(苦笑
私がいくらこういっても、バックテスト全期間の成績がPF2.5のスイングEAなどほとんどあり得ないものを求めてさまよう人が居るんでしょうね。
今のBandCross3の成績を見ていただければ一部は理解してもらえると思いますが、長時間足的な判断をするEAでそれなりの取引数を稼ぎつつ、バックテスト全期間の成績が良く、さらに多通貨ペア対応で安価というEAは存在しません。
なぜなら、調整が極度に至難で作るのに手間がかかりすぎるからです。
※ 私がなぜ、バックテスト全期間にフィットされてないにもかかわらず、BandCross3を推しているか理解してもらえましたか?
むしろたったの$97でこれだけの調整をしてのけたのは驚異的と言っても良いと思います。
安心感・安定感が欲しかったら、もっと性能が高いEAをお勧めします。
今回のレビューは私の言いたいことにぴったりマッチしていたので行いました。
特 典
個別特典はありません。
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