特集記事:初心者向けVPS1 サービスの裏側
はじめに
いきなりVPSを使い始めるのに安いからといってSWVPSを選択するのは良いとは思いません。
値段は安ければ安いほど良いですが、それで、使うに当たって障害が出るようでは困ります。
慣れていない方はやはり最初はある程度の費用を払って安心を買うべきだと思います。
値段と性能のバランスが取れている業者は何処なのか、この特集記事で明らかにしていきましょう。
コンピューターの世界は、スペックが表示されていてもスペック通りに性能が発揮されないという摩訶不思議な現象がまかり通っています。
この現象は「品質」というものに起因しています。
一部そのスペックが表示されていても大勢で共有するものだったり、不安定だったりするものなのです。
ではVPSの会社は悪徳商人の集団で、素人から金を不当に巻き上げようとする守銭奴の集まりなのか?
この結論を出すのは早計です。
それでは過剰に品質を求めるとどうなるのかを調べてみましょう。
一番分かりやすいのはインターネット接続の世界です。
※ フレッツ光など
この世界では、ベストエフォートという形式で回線が提供されています。
ベストエフォートとは分かりやすく言うと
「最大限度の努力はするけど、ダメだったら勘弁してね」
というものです。
こんなもので、使い物になるのか?と感じる方も居ると思いますが、95%は大丈夫です。
残りの5%を何とかしようとすると恐ろしく値段が上がってしまうということです。
家庭用であれば、それほど過剰な品質は必要ないので、このような形式が一般的なのです。
それでは、一般家庭用の回線であるNTTのフレッツ光と、USENが提供している法人用回線BROAD GATE 02を比べてみましょう。
※ クリックで拡大します。
フレッツ光の初期費用は分割で月々の料金の中に含まれて居ますので気がついていない人もいると思います。
そのため、2年以内に解約すると違約金が発生することがあります。
BROAD GATE 02のほうを見てみましょう
※ 参考ページ
http://www.gate02.ne.jp/networkservice/hybrid
BROAD GATE 02のほうが比較にならないほど高いのがお分かりになると思います。
工場で超精密な作業の監視をしており、わずかでもラインが止まると莫大な損害が出るとか重症患者のモニタリングをネット越しにしているとか、そういうミッションクリティカルな分野では必要だと思いますが、一般家庭にこのような品質は必要ないということです。
貴方は緊急時の5%の品質為に普通の10倍の利用金を1/10の速度の回線の為に支払いますか?
いくら何でもそれはあり得ない選択のため、コストと品質とサービス内容のバランスを取って価格が決定され、サービスが提供されているということです。
一般向けに提供されるサービスというのはそういうものです。
これは、サービスを受けようという方全てに知っておいて欲しい前提です。
特にコンピューターの世界ではコストで残酷なまでに性能や品質が変化していくので、過剰な品質を求める方は、もっとお金を払ってくださいということです。
次回に続きます。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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