レバレッジと証拠金
皆さんこんばんは。Mr.Kです。
今日は「レバレッジと証拠金」についてお話します。
レバレッジと証拠金については「そんなのわかってるよ」とか「初心者じゃないんだからいちいちそんなこといわなくても」と思う方も多いと思います。
ここは初心者向けにごく常識的な内容を解説することが目的のひとつですので、わかってるよという方も今一度最後まで読んで見てください。
何か新しい発見があるかも知れません。
私が改めて「レバレッジと証拠金」について語ろうと思ったのは、アベノミクスでマーチンゲールEAが破綻したときに、意外とみんな「レバレッジと証拠金」についてわかっていないんじゃないかと感じることがあったからです。
マーチンゲールEAはロット数が可変的に増えていきますので、特に計算が面倒くさい部類ですが、レバレッジと証拠金についてきちんと理解出来ると取れる戦略の幅が広がりますので一つ一つ抑えていってください。
まず、「証拠金取引って何のこっちゃ?さっぱりわからん。」というレベルの初心者の方に関しては、いずれ超初心者向けの解説書をダウンロードできるようにする予定ですので、ここは保留ということにしてください。
このテーマも本来ならもっと早くに触れるべきだったと思うのですが、何だかんだでズルズルここまできてしまいました。
まずレバレッジについて整理してみましょう。
下の表は、「1ドル=100円」のときに、何倍かのレバレッジをかけた証拠金100万円に対して、ドルがいくら上下すると追証が発生するかをあらわしたものです。
取引額 | レバレッジ | ドルの上下幅 |
---|---|---|
100万円 | 1 | 100 |
200万円 | 2 | 50 |
300万円 | 3 | 33 |
400万円 | 4 | 25 |
500万円 | 5 | 20 |
1,000万円 | 10 | 10 |
5,000万円 | 50 | 2 |
1億円 | 100 | 1 |
5億円 | 500 | 0.2 |
MT4のロット数に慣れてる場合この表だと却ってピンとこなかったりするのですが、そこは初心者に戻った気分になってください。
この表自体は、初心者用の説明に良くあるタイプの表なので問題なく理解できると思いますが、この表は実はかなり曲者です。(笑
「じゃあ使うなよ」って声が聞こえてきそうですが、この表は勘違いしやすいところをうまくついているのであえてこの表を使います。
どこが曲者かというと、この表はレバレッジと証拠金の関係を表しているのではなく、レバレッジと証拠金+含み損の関係を表しているということです。
証拠金と含み損という二つの要素を一度に表しているため初心者には非常に理解しにくい表になっているということですね。
理解できないので、この表を見た初心者は「FXって怖い」と感じると思います。
なぜわかるかというと、私が初心者の時にそう思ったからです(笑
これはとてもトンチンカンな感じ方で、言ってみれば、包丁って人を殺せるから怖いといってるのと同じです。
この表から余計な要素を取っ払って見ましょう。
それでは、100万円をFXブローカーから「借りる」のにいくらの証拠金が必要か?です
レバレッジ | 証拠金 |
---|---|
1 | 100万円 |
2 | 50万円 |
3 | 33万円 |
4 | 25万円 |
5 | 20万円 |
10 | 10万円 |
50 | 2万円 |
100 | 1万円 |
500 | 2000円 |
ハイ、上のようになります。これは当然わかっていますね?
これが理解できないと、自動売買どころかFX取引そのものが不可能ですからね。
この表を見てよく注意してほしいのは「レバレッジが上がっても、動かす金額が一定なら、含み損の金額もみんな同じ」ということです。
高すぎるレバレッジは「悪」というようなイメージを持たれていますが、基本的に500倍くらいまでなら上がれば上がるほどユーザーにとっては利益があると思います。
レバレッジが500倍になったらリスクが500倍になるというのは間違った認識で、リスクをどのくらいとるかはその人の考え方次第です。
レバレッジが25倍でも500倍でも動かす金額が同じならば含み損の金額は変わりません(ただし証拠金の金額が変わります。)
これは、ものすごく当たり前のことを言っているのですが、ここを理解していない人があまりにも多すぎるような気がするので今一度触れてみます。
なんだか余計なことを言ってしまったような後味の悪さは残りますが(笑。
では、次回はWhite Bear V3を使ってポートフォリオを組むときはどう考えるのか、ということと、国内とPepperstoneの証拠金の違いを考えて見ましょう。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。


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