ギリシャ問題解決せず | FX自動売買最強投資術

ギリシャ問題解決せず

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みなさんこんばんは。Mr.Kです。

今日は以前から注意を喚起していたギリシャ問題について触れます。

ここで、ギリシャ問題をちょっとおさらいしてみましょう。

Youtubeで動画をさらってみると、判りやすく解説している動画がありましたので、貼り付けておきます。

この問題がよくわからない人は一度見るようにしてください。

31分の動画ですが、20分50秒あたりでループします。

6/30が期限だったIMFへの借入金の返済は結局なされませんでした。

一方IMFはこの状態を、デフォルトではなく、支払い遅延であるとしています。

支払いのメドは立っていないので、単なる言葉遊びの類なのですが、ギリシャがユーロを離脱するとロシア・中国などのEU進出の足がかりとなってしまいますので簡単に見捨てるというわけにも行かないようです。

6/29、6/30の為替市場はは大荒れに荒れて、当サイトのテストフォワードEAのうち逆張りエントリータイプのいくつかのEAはかなり損失を出しています。

今後どうなるか?ですが、7/5に国民投票を行う予定ですので、そこでハッキリ決まるのではないかと思います。

ギリシャの世論はどうかというと、IMFに対する激しい反発があるようです。

「返せないほどのお金を貸すほうにも問題がある」などという意見が平気で出ている状況ですので、このまま緊縮財政を拒む状況だとデフォルトせざるを得ないのではないかと思います。

銀行は7/5まで業務停止、ATMも一日の引き出し限度額を日本円で約8,000円ほどに制限して、市民生活にも大きな影響を出しているようです。

こんな風に、「借りたお金を返したくない」と駄々をこねても回りまわってどこかに付けが回ってきますので、単に問題をこじれさせるだけで何の解決にもなりません。

動画でも解説されていたようにIMFの6月支払い約15億ユーロが返せたとしても短期の国債の支払いが53億ユーロ、さらに7月8月にも100億ユーロ程度の支払いがありますので、破綻は必至の状況ですね。

動画での解説どおりに最終的にはユーロ離脱、独自通貨復活→ハイパーインフレになると思います。

独自通貨ドラクマを復活させたとしても、財政状態の悪い国の通貨を欲しがる人はおりませんので、価値が下がります。

独自通貨復活がどのようなスキームで行われるかわかりませんが、準備が終るまで、銀行業務を停止してユーロとドラクマを一定のレートで強制的に交換することになるかもしれません。

以降は年金も給与の支払いも全てドラクマで行われることになると思います。

もちろんですが、ドラクマを発行した瞬間から猛烈に価値が下がりますので、結局は国民の財産(流動資産)がほぼ0になるということです。

国債の償還は出来なくなりますので、資金の調達も不可能となり、実質的な財政破綻となるでしょう。

ギリシャの国債を保有しているのは主にドイツとフランスですが、その国債は紙切れになるということです。

先ほど、ダダをこねても結局はどこかにツケが返ってくるといいましたが、こういう意味です。

この問題はここで終らず、ギリシャが破綻すれば、次はイタリア・スペインなど南欧のEU加盟国破綻予備軍がひしめいています。

ロシアと中国がギリシャを狙っているという話はその通りです。

ギリシャがロシアと密かに交渉しているという話も出ていますし、中国もギリシャに対する支援をしても良いと表明しています。

※ その後、7/1 18:47にギリシャがEUの支援策を受け入れたとの報道がなされました。



今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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