国内FX法人口座
皆さん、こんばんは。Mr.Kです。
タイトルを見て、情報収集に熱心な方はピンと来たと思いますが、ついにというかとうとうというか、何で?というか、国内FXの法人向け口座にもレバレッジ規制がかかることになりました。
今までは最大100-500倍程度までのレバレッジだったように思いますが、2017/2/28より、一週間ごとにリスクを数値化して、その数値に基づいて最大レバレッジを定める可変レバレッジとなりました。
一般社団法人金融先物取引業協会
「店頭法人FX取引にかかる証拠金規制」
一般社団法人金融先物取引業協会のサイトでは証拠金計算の例として1.5%が使われています。
こうした計算にまったく根拠のない数字が使われことはほとんどありませんので、この解説が書かれた時期では為替リスク想定比率が1.5%だったのでしょう。
※ちなみに通貨ペアによっても違うようです。上の例ではドル円がモデルとなっています。
1.5%ということはレバレッジ約66倍ということになります。
とは言っても可変ですから、ずっと66倍ということは無いと思いますので、あくまでもイメージをつかむための参考程度にとどめてください。
私もいつかは法人口座と思っていましたが、いやあ、困りましたね。
特にスイングトレードやポジショントレードなど長期にわたってポジションを保有するトレードを得意としている専業投資家の方は弱っているのではないでしょうか。
一週間ごとにレバレッジが見直されると、ポジションを長期保有する場合、かなり安全マージンをとらないといけなくなりましたので、FXでの収益構造そのものを見直さなければならない方もいるのではと思います。
行政批判をするつもりはさらさらないのですが、あまりにも海外の投資環境と差が付きすぎて、これから専業投資家を目指して勉強している方、する予定の方は、英語も同時に勉強して、最終的にはもっと投資環境の良い国で投資活動を行うことを視野にいれるべきだと思います。
この可変レバレッジという奴は思っているよりかなり面倒で神経を使う上に今までよりレバレッジが下がり、さらに長期保有する手法を殺す規制ですので、相当厄介だと思います。
おそらくは個人口座向け規制の25倍以下になることは無いと思いますが、イメージ以上に証拠金率には気を使う必要が出てきたといっても良いでしょう。
また、個人向けの口座も維持率を20%にして、実質レバレッジを125倍まで使えるようにして規制をすり抜けていた一部の業者も維持率を100%にして、キッチリ25倍になるようです。
業者が自分からそういうことをするとは考えられないので、おそらく金融庁の指導によるものでしょうね。
いやはや、日本のFX投資環境もずいぶん大変なことになってきました。
ついでに追証が発生したら金融庁が払ってくれればみんな文句を言わずに規制に従うと思うんですけどね。
うちのサイトを役人さんが見に来ることは無いと思いますが、ここまでやるならぜひとも検討していただきたいです。(笑
一般社団法人金融先物取引業協会のサイトにもありますが、レバレッジを規制しても、相変わらず追証の未集金は発生していますし、莫大な追証を負わされた方もいらっしゃるようです。
投資家保護と業者の経営については日本では 「業者の保護>>>投資家の保護」ですので、日本の業者を使ってFXをされる方はきちんと自己防衛してください。
FXの情報を発信しているサイトの中には、海外FXの業者が自主的にレバレッジを規制することに文句を言うようなレベルの低いサイトがありますので、そうしたレベルの低い情報発信者の言うことを鵜呑みにして、危険な相場に突っ込んでいかないようにしてください。
現在アメリカではグローバル化に逆行するトランプ政権になり、イギリスもEU離脱を決めて、ひたすらグローバル化を良しとしてきた世界情勢に変化が起きています。
大きな市場の混乱がいつ起きてもおかしくない状況ですので、XMやFxProなどの優れたFX事業者からの情報を取り入れて、そうした業者がレバレッジの規制を行う場合はポジションを持たないようにして自己防衛してください。
残念ながら金融庁ががっちり規制して保護している日本の事業者では、何の変化もありませんので、そうした情報に敏感になれる環境ではありません。
守られているということは変化に鈍感になるということであり、変化に弱くなるということであり、競争力が無くなるということです。
どんなに隠してもどんなに見ないふりをしても、これは厳然たる事実です。
全部ゼロカット(追証0)の海外FXブローカーランキングです。
安全な環境で投資を行いましょう。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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