Meta Trader4基礎講座4 インジケーター
それでは基礎講座の4に入ります。
前回まではチャートの基本的な扱い方を学びました。
今回はインジケーターの設置の仕方や削除の仕方、保存の方法、外部のインジケーターのインストールの方法について学んでいきましょう。
実際の操作説明に入る前にインジケーターが何か分からない人のために少し解説すると、チャートに補助の線などを引いて、分析しやすくするためのツールを総称して「インジケーター」といいます。
自動売買のソフトと違ってあくまでチャートに補助的な線などを引くだけです。
インジケーターは標準でも50種類以上入っていますので、初心者さん向けに操作の説明をするこの講座ではとても全てを説明できません。
そのため、一番有名な「移動平均線」のインジケーターを使って簡単に操作を説明するだけとします。
もっと知りたい人は、ご自分で市販の解説書などを買って勉強してくださいね☆。
それでは、まず私たちに一番なじみの深い通貨ペアであるUSDJPYのチャートを出してください。
出しましたら、日足チャートにしてください。
操作は分かりますか?
分からない方は前の講座に戻って復習してくださいね☆。
インジケーターの設置の仕方
まずインジケーターのMoving Average(移動平均線)をUSDJPYの日足チャートに設置します。
上の画像のように「罫線分析ツール」-「トレンド」の中に「Moving Average」がありますので、ドラッグしてUSDJPYの日足チャートの中に落としてください。
Moving Average(移動平均線)の設定画面が出てきますが、今回は練習ですので、何も設定せずに赤丸の「OK」をクリックしてください。
画面のように赤い線が引かれました。これが移動平均線です。
それではインジケーターを削除してみましょう。
チャートの中で右クリックしてください。
「表示中の罫線分析ツール」をクリックしてください。
A Moving AverageをクリックしてB削除をクリックすると表示が消えます。
C閉じるをクリックするとチャートの中の赤い線が消えます。
インジケーターの削除の仕方は分かりましたか?
それでは次に進みます。
インジケーターの少し進んだ使い方
今までは一つのチャートには一つのインジケーターしか表示させて来ませんでしたが、インジケーターは複数を同時に表示させることも出来ます。
テクニカルサインの基本中の基本であるゴールデンクロス・デッドクロスが出るような移動平均線の設定をして見ましょう。
日足の場合、短期線が25日、長期線が75日とするのが有名ですので、そのように設定した移動平均線を表示させてみます。
一本目の移動平均線
移動平均線の設定はA期間に25と入力してB「OK」をクリックしてください。
二本目の移動平均線
A 期間に75と入力、B 色はYellowを選択してください。(三枚目の画像の赤丸の部分をクリックするとYellowになります)
C 「OK」をクリックしてください
上の画像のように赤色と黄色二つの線が表示されていますね。
赤い線は25日の移動平均線=短期線
黄色い線は75日の移動平均線=長期線
となります。
えーと・・・ゴールデンクロスとデッドクロスでしたね・・・はわわわ。
Mr.K・・・助けてー
一花ちゃんがギブアップのようですので解説します。
ゴールデンクロスは期間の短い移動平均線(赤色)が期間の長い移動平均線(黄色)を下から上に交わる形です。
これは価格が上昇するサインとされて買い(buy)のサインとされています。
画像で言うと上のような状態のことです。
デッドクロスは期間の短い移動平均線(赤色)が期間の長い移動平均線(黄色)を上から下に交わる形です。
これは価格が下落するサインとされて売り(sell)のサインとされています。
画像で示すと上のような状態のことです。
注意していただきたいのは、このサインが出たからと言って、100%サインどおりに上がったり下がったりするわけではないということです。
「よし、これでオレも大金持だぜ、しめしめ」と早とちりしてリアル口座に有り金、全部突っ込んで一か八かの勝負に出ないようにお願いします。
これだけで勝てるほど相場は単純ではありません。
裁量が何ゆえ「裁量」と呼ばれているのか、なんとなくテクニカルによる判断の雰囲気はつかめてもらえると思います。
今はそれだけで良いでしょう。
ここでは深く触れませんが、気になる方はチャートのオートスクロールをオフにして、チャートを後ろに戻して、ゴールデンクロス、デッドクロスが出たあとにチャートがどのように変化しているか見てみてください。
以上で解説を終ります。一花ちゃん続きをお願いします。
ハーイ。どうもありがとうございました。
それでは続いてインジケーターを組み合わせた状態を保存する方法を解説します。
せっかく25日と75日の移動平均線を引きましたので、これを保存してみましょう。
チャートの上で右クリックしてください。
右クリックメニューの「定型チャート」の中に赤丸の「定型として保存」がありますので、クリックしてください。
すると保存の画面が出ますので、上の画像のようにA「D1-25-75MA」と半角で入力して、B「保存」をクリックしてください。
※ 名前の意味は「日足専用の25日・75日移動平均線」です。
出来ましたか?
保存に成功すると、上の画像のようにチャートの右クリックメニューの定型チャートに「D1-25-75MA」が表示されます。
定型チャートの削除方法
今度は保存した定型チャートを削除する方法についても学びましょう。
チャートの上で右クリックしてください。
上の画像の赤丸の部分をクリックすると削除できます。
※ 但し、練習問題で使いますので、ここでは削除しないようにお願いします。
ここまでは理解出来ましたか?
練習
1.25日と75日の移動平均線を表示させたUSDJPYのチャートをしまってください。
2.新たにEURUSDの日足チャートを出して「D1-25-75MA」を適用させてください。
3.「D1-25-75MA」定型チャートを削除してください。
終ったらチャートを全部しまってください。
インジケーターに関する講座の最後に、新しいインジケーターをインストールする作業をして見ましょう。
これは外部からインジケーターをもってこないと出来ませんので、Mr.Kが用意してくれたインジケーターを使います。
※ Mr.KによるRCIの説明
※ 日数と価格に順位をつけ、どれだけの相関関係があるのかをあらわす指標のことです。
※ このインジケーターは特に必要性が高いというわけではありませんが、「標準で入っていないもの」でインストールの練習に使えるものということで選びました。
※ 使用には特に制限がありませんので、そのまま使い続けても構いませんし、削除しても構いません。
※ ブラウザの画面にファイルの中身が表示されてしまう方は「右クリック」から「名前をつけてリンク先を保存」で保存してください。
ダウンロードできましたか?
それではMeta Trader4にセットアップしてみましょう。
AファイルメニューからBデータフォルダを開く、クリックしてください。
上の画面が開くと思います。
上の赤丸の部分にダウンロードした「RCI.mq4」をコピーしてから貼り付けしてください。
「罫線ツール」の上で右クリックすると上のメニューが出ますので、赤丸の「更新」をクリックしてください。
画像
「罫線ツール」を展開して確認すると、上の画像のように「RCI」があったら成功です。
それでは、「RCI」を使ってみましょう。
まずUSDJPYのチャートを出してください。
時間足はH1のままでよいでしょう。
上のように「RCI」をドラッグしてチャートの上に落としてください。
上のようなウィンドウが出ますので、赤丸の「OK」をクリックしてください。
チャートの下にサブウィンドウが表示されその中に「RCI」が表示されます。
これで外部のインジケーターをインストールする方法は終わりです。
お疲れ様でした。
それではインストールしましたので、削除もして見ましょう。
削除は簡単です。
まず「罫線分析ツール」の「RCI」の上で右クリックしてください。
右クリックメニューの赤丸の「削除」をクリックすると削除できます。
これで外部インジケーターのインストールと削除の方法の説明を終ります。
お疲れ様でした。
次も絶対に見てくださいね☆。